かすかにも 霧はながるる 柿の実の いまださ青き 破れ垣の のこりの花や 紅いろの 朝顔ふたつ きぞの夜の 雨にうたれて はたと落つ 秋のひかりよ 風なおくりそ かくは空しく 忘られて 散りにしものを (昭和二十六年九月)
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