寵愛の ふかかりければ 幼帝を立てし それより 起りたる乱 ( 保元 ) へろへろ矢 清盛ごときが 何せむと 肩ゆさぶりて 笑ひけむかも ( 為朝 ) はるばると 敵となる子に 重宝の鎧 おくりしか 武将為義 炎々と 御所は燃え立つ 烈風に 源為朝 歯がみして 立…
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