2017-09-08 橋ながし 詩集 俳句 昭和26年 俳句はこの三句よりほかにつくりたることなし 秋桜子に多く興味ありし頃 いまは亡き伊藤文章に誘はれ千葉多佳士とともに 浦和さくら草田島原に遊びしとき 橋ながし バスのほこりの ゆく彼方 今朝も微熱あるごとし 希むこと 遠からねども 春を病む 句に倦いて ひばりに 耳を 奪はれし (昭和二十六年四月頃)